シール印刷の特長
シール印刷の特長
「シール印刷」は、「ラベル」がもっとも安価に作成できる印刷方法です。
シール印刷は、つぎの特長があります。
1)使いやすい<剥がしやすい>
2)安価に作成できる
3)小ロットで作成できる
4)仕上げの方法が選択できる(1枚ごと、シート仕上げ、ロール仕上げ)
補足
(1)一番の特長としては、「ハーフカット」という加工ができることです。
台紙部分を残して、「ラベルだけを型抜き」することができます。
このため、ラベルの角を起こすだけで、簡単に剥がすことができます。
こうした加工は、他の印刷方法ではできません。
それゆえに使いやすいラベルとなっています。
※詳しくは、次項の図をご参照ください。
※他の印刷方法(オフセット印刷やシルク印刷)では、
ラベルと台紙のサイズが同じ大きさになります。
四隅をカットして仕上げたり、型を作って、型抜きをします。
(2)「版」や「刃型」が一つで作成できるので、安価に、少ない枚数から、
お作りすることができます。
(3)仕上げの方法がいろいろと選択できるのも特長です。
特に、ロール状に仕上げることができますので、製造工場の自動ライン
の中に組み込まれた「ラベル自動貼付機」には、「ロール状のラベル」が
使用されています。
プリントアウトされたいなら
(1)ご覧いただける資料もございます。
(2)下記のサイトでもご説明をしています。
シール印刷の説明
オフセット印刷と比べてみました。
(例)幅:80mm、高さ:50mmのラベルを作りたい・・。
一般的な印刷方法「オフセット印刷」と比べてみます。
以下のご説明は、「幅 80mm×高さ 50mmのラベルを作る場合のものです。
(1)「ラベルサイズ」を基本に作成します。
「オフセット印刷」の場合は「紙サイズ」を基本に作成します。
<シール印刷>
幅90mmのロール状の原紙を使って、印刷をします。
<オフセット印刷>
八切サイズ「272mm×395mm」の「紙」を使って印刷をします。
平判(ひらばん)という「規格用紙」を使います。
【 左図:シール印刷の説明図 】 【 右図:オフセット印刷の説明図 】
(2)版は「一つ」で、作成することができます。
<オフセット印刷>
八切サイズに合わせ、版を増やして印刷をします。
「増し版」とか、「面付け」と表現します。
印刷機に使用できる紙サイズが限定されていますので、
ムダのないように、何枚かを面付けし、まとめて印刷します。
(3)刃型を「一つ」で、作成することができます。
<シール印刷>
クッキー型のような刃型を作成し、印刷機の次工程にて、1枚ごと、
ラベルの型に切り抜きます。
<オフセット印刷>
お豆腐を切り分けるようなイメージです。
断裁機(大型のギロチン)を使って、切り分けます。
1枚ずつではなく何枚か、まとめて断裁をします。
※通常、刃型は高価のため作りません。
(4)ラベルより、台紙サイズが一周り大きく仕上がります。
ラベル周囲の不用な部分は、剥がしとられて、ラベルだけが残る
ように仕上がります。<カス上げとか、カス取りと呼ばれています。>
ラベルの角を起こすだけで、簡単にラベルを剥がすことができます。
<オフセット印刷>
ラベルサイズと台紙サイズが同じです。
(5)ラベルの仕上がりは、3種類の方法がお選びいただけます。
1)ロール仕上げ(トイレットペーパーのようなイメージ)
・・・1巻 500枚巻のように指定します。
2)シート仕上げ(コーヒーチケットのようなイメージ)
・・・ 5枚綴り、あるいは5枚シート仕上げ と指定します。
3)カット仕上げ(単枚、あるいは枚葉仕上げともいいます)
・・・ 500枚 1束のように指定します。
無地ラベルは、カット仕上げになっています。
<オフセット印刷>
カット仕上げのみです。
・・・ 500枚 1束のように指定します。
補足
プリンターで印刷するラベルの場合は、ハーフカットをしたラベルの周りを
剥がさないで、仕上げます。
プリンター内で、ラベルが剥がれないように、あえてラベルの周りの
部分<カス部分>を残しています。
弊社のPCシリーズは、カス部分を残しています。